【S7使用構築】愚者一得ガルランドミミ
〇はじめに
S7最終盤に使用していた構築は並びだけ報告したが、この記事ではそれまで使用していた構築の紹介になる。
最高20手前くらい。
勝率が安定しなさ過ぎたので使用をやめて改善案を考えていたが、隠すほどの内容でもないので公開することにした(記事を書きたくなっただけでもある)。
〇コンセプト
交換=相手へのダメージ0、相手からのダメージだけ一方的に受ける行為と捉えると、大きなディスアドバンテージになる。このような見方”だけ”すると、交換を伴わずに制圧出来る構築が最も強力と考え、可能な限り交換を廃した構築を目指した。
〇構築概観
ガルーラ@ガルーラナイト
性格:意地っ張り 特性:肝っ玉→親子愛
数値:181(4)-191(236)-121(4)-x-122(12)-152(252)
技:捨て身タックル 不意打ち グロウパンチ 炎のパンチ
ランドロス@気合の襷
性格:意地っ張り 特性:威嚇
数値:165(4)-216(252)-110-x-100-143(252)
ミミッキュ@ゴーストZ
性格:意地っ張り 特性:化けの皮
数値:131(4)-156(252)-100-x-125-148(252)
技:シャドークロー じゃれつく 影打ち 剣の舞
ウルガモス@ウイの実
性格:臆病 特性:炎の体
数値:173(100)-x-112(212)-162(52)-126(4)-150(140)
技:炎の舞 めざめるパワー地面 鬼火 蝶の舞
ギャラドス@ヒコウZ
性格:陽気 特性:威嚇
数値:171(4)-177(252)-99-x-120-146(252)
技:滝登り 氷の牙 飛び跳ねる 竜の舞
ジバコイル@弱点保険
性格:控えめ 特性:頑丈
数値:145-x-136(4)-200(252)-110-112(252)
技:10万ボルト ラスターカノン めざめるパワー炎 ボルトチェンジ
〇概要
行動保証と撃ち合い性能
今回の構築の根幹になっているのは、
★行動保証
★広範囲との撃ち合い有利
という二点である。
上記のコンセプトを実現する上でこの二点が重要になるので、この条件に見合ったポケモンから採用した。
まずメガ枠として広範囲との撃ち合いに最も優れていると考えていたガルーラを採用。Z枠には化けの皮がコンセプトにマッチしているミミッキュが適役と判断した。
役割集中
ただ単に対面勝ちだけを想定しても限界がある。というのも、どんなポケモンにも確実に勝てない相手が存在するからだ(打点が通らない・数値で受け切れるなど)。
そこで、このような事態を強引に誤魔化す手段として役割集中を意識して残りのポケモンを採用した。
ガルーラ+ミミッキュの時点で物理受けへの役割集中は出来ているが、選出全体での役割集中がないとサイクル偏重の環境では不十分だと感じていた。そこで物理受け=地面という形が環境に出来ていたので、特殊アタッカーでありながら地面を呼ぶことの出来るジバコイルを採用。特性:頑丈で採用することで前項で述べていた対面性能を確保。火力に不安が残るので弱点保険を持たせることでこの問題を解決した。
さらに、物理役割集中の駒として襷ランドロスを採用した。襷を持ちながらZ技並みのダメージを強引に叩き出せる大爆発を使用できるだけでなくステルスロックも撒けるため、ガルーラミミッキュで見れる範囲が広がる。
誤魔化し枠の採用
理論上対面構築は強そうに見えるが、相手にしていて無理な構築も多く、どうしても引き行動を取らなくては勝てない事がある。
そこでコンセプトに反するものの、最低限サイクルを回せる必要性があると考えていた。
ただし、どっしりとした物理受けを採用してしまうのではなくアタッカーとしての性能が高いことが望ましかったのでウルガモスを採用。上述の4枠では苦手なメタグロスやカミツルギ入りの構築に後投げから一定確立でアドを稼ぎつつ強烈に切り返しを狙う。
この構成のウルガモスでは相手の水が厳しいので補完的な理由でギャラドスを採用。ギャラドスで水を誘いながらZで役割破壊を行いウルガモスを通す形を作った。
この二体はコンセプトの対面性能を全く満たせていないが、環境にコンセプトを通す上で必要な妥協点だと考えている。
〇個別解説
ASガルーラのメリットは準速メガバシャと同速勝負が出来るだけでなく、中速帯激戦区の80族付近を抜いており、さらに準速ミミッキュまで抜ける点。
ガッサ抜き耐久振りの明確なメリットが浮かばなかったので抜ける範囲がぐんと広がる準速が好み。
対面構築ならば猫不意が良さそうだが、ガルーラの展開は基本二手目であり、相手も残り二匹であることが多く、居座り引き両方にある程度対応できるグロ不意捨て身が良いと考えている。
グロウを持つことで低速帯を強引に崩していける。
地震+大爆発で積み技抜きで崩しにも行ける。カバの欠伸展開も切れるのが非常に優秀。
ステルスロックを持つことでガルーラ・ミミッキュの見れる範囲を拡張できる。
意地なのは単純に地震+爆発の指数を底上げするだけでなく、威嚇を入れられてもマンダに岩石連打が出来るから。
ミミZでは鋼や炎に不安が残るので霊Z。主にラス1運用。
物理耐久ラインに関しては、昔なゆたさん(@nyt_pk)と一緒に考察していたときの調整をそのまま使用した。
→エスパーZテテフ+マゴウルガモス - なゆたのポケモン日記
引用よりSラインを引き上げているが、準速ミミの上から鬼火を入れたかったためである(準速ミミを意識したS調整の上を行けるように抜き抜き調整にしているが役に立ったかは不明)。
また、羽休めで詰ませるよりめざ地で見れる範囲を広げたほうが今回の構築の場合有意義だと判断したため、羽は切っている。恩恵として、ヒ―ドランだけでなく、アーゴヨンに対しても打点を持てるため選出幅が広がる。
ガルーラ軸では面倒なグロス・ロップ軸やカミツルギ入りに投げる。後投げがアドに直結する可能性がある珍しいポケモンであり、不利を有利にひっくり返す可能性を秘めている。また、同系統のガルミミ軸に対してもこのポケモンのおかげで有利に立ち回りやすい。
最初はメガで採用していたが、ウルガモスを通す動きを作れる型の方が有意義であると考え飛行Zでの採用となった。
メガよりは出しやすくなったものの、露骨に不利対面を作りやすく、さらにその出し負けをリカバリー出来る構築では無いので微妙だった。
詳しくはサブブログに書いたのでこちらを参照してほしい。
〇総評
それぞれ光るものはあるがこの6体で並びとするには欠陥が目についた。
特にギャラドスは構築の歪みであり、最後まで納得できなかった。
今の環境で尖った対面構築を作るのも使うのも難しいとは思うが、面白い動きが出来たので叩き台として公開。
ガルミミランド自体は結果を出している人もいるので構築全体が少し甘かったと反省。
何か質問があればコメントまで。
おわり。