【シングル厨の集い使用構築】Gen7'厨パ【予選抜け決勝2-2】
〇はじめに
シングル厨の集いに向けて組んだ構築。
細部が荒削りだが、軸にしていた部分はかなり好みだったので気に入っている。
多少簡易的ではあるが構築の中身を紹介する(成績に関しては前記事に軽く書いたのでそちらを参照)。
〇コンセプト
悪巧み化身ボルトの起点範囲の広さに着目し、試合全体の中で化身ボルトからの崩しや抜きを狙う。
〇概要
耐久悪巧みボルトが試合全体で様々な役割をこなせることに着目し、ボルトロスをベースに構築を組み始めた。
特殊役割集中としてスイクンを同時に採用し、この2枚を主な崩し手段として残りの枠で幅を広げた。
ボルトスイクンでは相手のマンムーナットのようなボルトとスイクンを別枠で見てくる相手に弱いので、中~低速の受け回しを破壊するグロウガルーラを採用。
ここまでの枠では耐久振りの崩し要素が多く比較的安定した攻撃を行えるが、上からの一致Zにややもろいためこちら側が上を取って盤面をリバースさせるためにトリルミミッキュを採用。また上からの攻撃に対して上から潰す・1度耐えてから切り返すという点を重視して襷ガブとスカーフグロスを採用した。詳しい解説は次項の個別解説で。解説順は採用した順番通り。
〇個別解説
化身ボルトロス@ウイの実
性格:図太い 特性:悪戯心
数値:184(236)-x-118(140)-156(84)-101(4)-137(44)
技:10万ボルト 目覚めるパワー氷 身代わり 悪巧み
例の如くなゆたさん(@nyt_pk)が使ってて強いと感じたので採用したポケモン。今回の構築の中心。
対鋼や草(一応水)に対して身代わり悪巧みで起点にする動きをすることで大きなアドバンテージを取れる。特に対ナットレイはほぼ確実に起点に出来るため、大きく相手を崩すことが出来た。
この枠で相手を崩して抜いていくことを想定しつつ、試合の序盤や中盤で相手に対して削りを入れて裏を通す特殊受けに対する役割集中の形を取ることも出来る。
配分は6世代的な耐久振りであるが、ボルトの電磁波の機能が大幅に低下したので電磁波→身代わりに変更し起点に出来る範囲を増やした。身代わりを採用することで意図的に半分実の発動を狙えるためオボンではなく半分実。
スイクン@ミズZ
性格:控え目 特性:プレッシャー
数値:175-x-135-156(252)-136(4)-137(252)
技:ハイドロポンプ 凍える風 身代わり 瞑想
ボルトスイクンの並びで特殊受けや対電気への崩しを行い、スイクンかボルトロスを通しに行く。
最初は耐久振りでも後出し電気を倒せるため硬いスイクンを使っていたが、対ゲンガーやHDカバルドン、ミミッキュのことを考えると火力が足りなかったのでCは特化。Sは-1最速130族抜きまで抑えるか考えたが、Sを削っても明確なメリットも無かったので準速まで伸ばした。
カバ入りには積極的に繰り出していくが、初手に出すと相手の初手電気にいいように荒らされるため後発スタート。カバの欠伸が入りがちだが、だいたいがコケコとセットで組まれていたためカバの欠伸が厳しいと感じる事は少なかった。
あまり認知されてないのか知らないが面白いほど水Zが通るため、有利対面は基本的にZをぶっぱなす。スイクンに対して後出し電気で倒そうとしてる甘えたやつはこれで崩壊する。
瞑想があると勝ち筋を太く出来るが、出せる幅を広げられる零度やめざ炎も一考か。
ガルーラ@ガルーラナイト
性格:意地っ張り 特性:肝っ玉→親子愛
数値:197(132)-191(228)-134(108)-x-121(4)-125(36)
技:恩返し グロウパンチ 炎のパンチ 冷凍パンチ
ガルミミの並びでのトリルエース。これもなゆたさんが使ってて興味を持っていたところに下記の記事をちょうど見つけたので実験的に採用してみた。
(無断リンクなので問題があればリンクを削除致します。)
トリルを前提にしているため範囲を広げることでかなり広範囲に打点を確保することが可能であり、トリル下では有象無象を破壊出来る。
ポーションとなる乱舞クレセが構築にいないので、削れて先制圏内に入ることを嫌いメインウェポンは恩返し。グロ捨て身と恩返しで確定数が変わる相手とか明確にはわからなかったので採用したが、気軽に撃てるため使いやすかった。
先制技を持たないため、ピン選出した際の使い勝手の悪さは異常だったが、トリルを絡めて展開した際には圧倒的な強さを誇る。ミミガル選出が通る相手へのリターンがあまりにデカいが単品でガルーラを選出したい相手もそこそこいるのでバランスが難しい。
ミミッキュ@フェアリーZ
性格:意地っ張り 特性:化けの皮
数値:151(164)-143(156)-124(188)-x-125-116
技:戯れ付く 影打ち 剣の舞 トリックルーム
流行りの耐久ミミッキュ。対バシャーモ入りには絶対選出をする気持ちで採用した。こいつのお陰でバシャ軸は比較的安定したのが強かった。
皮を盾に剣舞、さらに1発耐えてZorトリルという動きが非常に強力。
こいつもピンで選出する際にはトリルが腐りやすく、汎用性を落としてしまいがちなのが弱いポイントだった。また、初手のミミッキュミラーがあまりに不安要素だらけであるので初手にはなるべく置きたくないところ。このあたりの初手じゃんけんを回避するのに軸にしていた耐久ボルトがかなり出しやすかった。
耐久ミミッキュは初手のミラーを除けば比較的動きやすいため、これからも考えてみたい。
メタグロス@拘りスカーフ
性格:陽気 特性:クリアボディ
数値:155-187(252)-151(4)-x-110-134(252)
今回の構築の地雷枠。ゴルトやなゆたにシコグロスと呼ばれてるやつ。
ボルトスイクンの並びに対して初手のコケコやテテフが強く一貫するため、それらに対する初手駒を想定して採用した。
特に対コケコにおいて、相手の行動択に素引きを作らせにくいため誘い殺しが成立しやすい。
また、メガを想定した際に受け出しされる駒がわかりやすく、その駒に対して痛烈にトリックが刺さるというのも1つ大きな強みである。
技構成は安定打点のアイヘ(初手ミミッキュに強引に居座りつつ30%を押し付けられることを評価)、コケコやゲンガーへの初見殺しを成立させるために地震、初手の電気全般に打点を持たせたかったのでレボルト意識のれんち。前述の通り有利対面を取った際の崩しにもなり得るトリック。
強烈なわからん殺しを実現出来るため半壊させることもそこそこあるが、乱数が絡みやすいため細部が甘い気がする。トリックを最大限に活かすためにもグロスの繰り出し回数確保が重要だが、クッション枠が無いパーティだったのでそこがイマイチ噛み合わなかった原因だと思う。
ガブリアス@気合いの襷
性格:陽気 特性:鮫肌
数値:183-182(252)-115-x-106(4)-169(252)
技:逆鱗 地震 岩石封じ 剣の舞
ストッパーになれて崩しもSのサポートも出来る襷枠として採用。特に耐炎をかなり嫌ったためガブリアス以外は考えられなかった。
無難に強いけど他のポケモンにした方が構築全体の噛み合わせが良くなると思うのでこの枠は考え直したい。
〇総括
こちら側は交換を必要最低限しか行わずに相手に一方的にパワーを押し付けるという形を作れたので非常に満足。
反省点はガブリアスの枠が微妙だった点と、ガルミミをピン選出した際に汎用性が落ちて負けやすくなってしまった点である。
トリルガルミミ自体は非常に強かったので、この選出を出せる範囲を広げられる初手or締め駒を作れればまだまだ強そう。
物理主体のパーティなので、ボルトスイクン選出がうまくハマることが多かったのも狙い通りであり、全体的な心内評価は高い。
細かいところをチューニング出来れば強いかも。知らんけど。
おわり。