【雑記】私的強アイテム考察
〇はじめに
7世代ではZクリスタルの登場により、一般アイテム枠の選択が非常にシビアになった。2メガ2Zで構築を組むと、一般枠から2枠しか採用することが出来ない。
なので、一般アイテム枠からいかに強力なアイテムを選択できるかも重要になってきていると考えている。もちろん、持ち物ありきではなく持たせるポケモンが重要だが、アイテムに特化して考察するのも行き詰まった時の打開策になるかもしれない。
〇汎用アイテム
・気合の襷
言わずと知れた強アイテム。耐久の薄いポケモンに持たせることで対面性能を上げる使い方が一般的だが、7世代では耐久振りのポケモンや素の耐久が高いポケモンに持たせつつ不意のZ技のケアを施すなどピーキーな使い方も考案されている。
S2はカバルドンとステロが蔓延る環境であり、簡単に持ち物が潰されやすいのがネック。環境にも寄るが、現環境での私的評価は低め。
構築を組む時には襷を入れろみたいな初心者向け記事とか見たことあるけど、私は襷が自然に構築入りしたことないのでうまく使えるようになりたい。
・拘りスカーフ
技固定の見返りにSが1.5倍になるというアイテム。襷とはまた違った面から対面性能を底上げできる。襷と違い、サイクル参加も可能になるため、対面+サイクルという形に近い構築をよく使う私にはほぼ必須級のアイテム。
上から殴ることによる行動保証は、Zによる超火力の被害を受けることなく相手を潰す可能性を持ち合わせており、7世代環境にもマッチしている。
拘りアイテムが使いづらいという声をよく聞くが、最終的な一貫を作り上げることを意識すると少しは使用感がわかるかも。
環境からガルーラの個体数が減少したため、アイテムとしての需要は下がっているように思えるが、未だにその定数ダメージは強力だと考えている。
簡単な例を上げると、メタグロスVSクレセリア対面は一般的にはメタグロスが不利とされている。だが、クレセリア側もメタグロスに対して有効打があるわけではないことに注意してもらいたい。ゴツゴツメットの接触ダメージの存在がクレセグロス対面クレセ有利を作り上げている。
この例からわかると思うが、ゴツゴツメットというアイテムは持たせるポケモンのスペックを飛躍的に向上させる可能性をも秘めたアイテムである。本来、アタッカーに対して高速再生技で粘るだけでは勝てないが、接触ダメージを殴られる度に与えることで勝てる対面に出来るのである。持たせるポケモンは選ぶが、物理受けのスペック向上の際は採用を検討してみては如何だろうか。
・1/2回復木の実
7世代に入って強化された木の実群。HP25%以下で50%回復という効果だが、オボンのように確定数を意図的にずらすことが出来る訳では無いので注意。
高耐久ポケモンに持たせることで繰り出し回数の確保や詰ませ性能の向上として使うことが多い。また、特性:食いしん坊のカビゴンに持たせることで無限戦法が成り立つことも有名である。特殊な使用例としては、リザYの晴れオバヒ耐えのカバルドンに持たせることで、
オバヒ耐え→回復→C2ダウン状態のオバヒ耐え
を実現し、リザY対面で2回の行動を確保する使い方もある。
単純にパーティ内での実質HP量が爆発的に増えると考えるだけでも強い。様々な使い方が考えられるアイテムであり、まだまだ開拓の余地がある。
・食べ残し
持たせるポケモンを選ぶが身代わりなどを絡めた展開の回復ソースとして利用出来る。
嵌めるタイプのポケモンや、身代わり+積みで詰ませるタイプのポケモンに持たせやすく、詰ませ性能の向上に繋がる。
ナットレイが持ってるのはよくわからないけど繰り出し回数の確保とか確定数ずらしとかなのかしら。いつまで残飯食ってんだ、はよ食い終われや。
〇未開拓アイテム
・シード
完全に未開拓なわけではないが、未だに綺麗な形に纏めた人が少ない気がする。
あまり注目していなかったが、関西シングルFESTAで使われた際に無限の可能性を感じた。
(参考記事)
(構築の着想から内容まで素晴らしい構築記事なのでぜひ読んで欲しい。)
持たせるポケモンを選ぶだけでなく、1度場に出したら基本的には引けないことを考えると完全に活かすのは難しいアイテムであるが、考察が深まっても良いスペックはある。
某氏も生放送で考察してたし今後に期待。
・カムラの実
6世代ではカムラボルトの考案と同時に割と広く認知されたアイテム。個人的にこのアイテムは凄く好きなので過去にも色々使ってたりする。
(参考記事)
cluclupoke-perorimu.hatenablog.com
Sを上げることで擬似的なスカーフ枠になる事が出来るだけでなく打ち分けも出来るのは魅力的。7世代環境で非常に強力な技である身代わりと好相性なので、色々な構築に組み込める。
基本的な使い方は、対面1発耐えて積み+カムラのS上昇による抜き展開。参考記事のように身代わり連打からのカムラがむしゃらも強力(ステマ)。
ただ、HPが少ない状態で発動するアイテムなので先制技持ちに弱い。テテフは先制技に弱くない制圧力の高いカムラ要員として少し注目している。
・アッキの実
ミミッキュに持たせたら面白そう。良い型を思いつかないのでいつも保留にしてるけど。
バトン先としてのエーフィやピクシーなんかが持っていることが多い。物理に若干薄いポケモンに持たせることで、起点に出来る範囲を広げる使い方をする。変わった使用例だと6世代S17で話題になったアッキウルガモスがある。
基本的には高速再生技持ちに持たせると機能しやすい。このアイテムもまた、1度場から引くと効力を失うため盤面作りが難しい。
〇世代の変化に置いてかれたアイテム
・弱点保険
ギルガルド以外で使うのはZの登場でかなり厳しくなった。弱点保険を専用アイテムかのように使用しているギルガルドも一致Zの恐怖に怯えなければならなくなった。
・拘り鉢巻・拘り眼鏡
耐久振り鉢巻や眼鏡は上からのZで機能しにくくなった。そもそもこの手の拘りを持たせるならZの方が動きやすいことも多い。
ただ、拘りの瞬間火力や奇襲性は健在であり、速いポケモンならばより有効に使える。遅いポケモンでも鉢巻ナットレイはかなり使いやすかった。
〇終わりに
アイテムから着想を得られることもあると思うので皆さんも構築に行き詰まったらアイテム考察してみませんか?面白アイテムは環境のjokerになり得るかも・。・
それでは、闇に飲まれよ!