【第2回P2オフ本選出場構築】壁展開ペロゲン~雨と雷、時々主人公~【ベスト16】
みなさんこんにちは!くるくるです。
先日行われた第2回P2オフで、なんとか自身初のオフ本選出場を果たしましたので、記事として形に残しておきたいと思います。
レート戦でもそこそこの試合数こなしましたが、後述の理由により解散することになりました。ギミック自体のスペックは高いので、この構築をベースに新しい壁展開のパーティを練ることにしましたので、詳細版として構築を公開しなおします。
○概要
構築案はこちらの記事を参考にした。
(無断リンクのため、問題があるようでしたらご一報ください。)
一度は試してみたかった壁展開ペロリームを試すと同時に、積みリレー型の壁展開は現環境においては厳しいものがあると感じ、”個々の対面性能を底上げする壁構築”というこの記事に非常に感銘を受け、自分なりに改変(改悪)して使用した。
今回の構築の軸は、最近増加傾向にある攻撃的な並びを壁展開で緩和しつつ、鬼火身代わりゲンガーで詰めるというもの。
また、壁展開の際に非常に厄介だと感じた炎タイプへのケアを、トノを搭載し雨を降らすことで可能にした。雨+壁によってクレフが役割遂行をしやすい環境を整えつつ、また、クレフの苦手な炎タイプとトノの対面を作り崩していく動きができ非常に強力だった。
そのほかの枠には対面性能が高いポケモンで固め、壁を軸に相手のポケモンは倒していく。
壁+対面の形をとっているので、可能な限りクレフは使いまわしつつ、壁を盾にサイクルに近い動きをとることができ、最近はやりの対面+サイクルに近い構築に仕上がった。
◎個体紹介
使用していた並びはこちら。
ということで個別紹介
ペロリーム@オボンの実
特性:軽業 性格:意地っ張り
実数値:162-137-117-x-96-116
努力値:36-196-84-0-4-188
技:じゃれつく、ドレインパンチ、身代わり、腹太鼓
嫁枠兼置物。壁展開のため調整はいつもの腕白ペロリームではなく意地で採用。
調整は昔に使用していた個体の流用のため変な数値になっている。
調整意図は、軽業発動後意地スカガブ抜きのSを確保し、壁下で特化メガガルの捨て身+不意打ちを腹太鼓後に耐えるラインまで耐久に振り、余りをAにまわした。
予選で、積んだドレパンでブラッキーを仕留めなかった戦犯。こいつが今後PTに入るか怪しいレベルである。
今回のパーティでは壁展開ペロリームを試すという目的があったが、壁+対面の構築では壁張り要員と対面エースで何度かサイクルを回すことが多く、サイクル参加できないペロリームはこのパーティでは非常に選出しづらかった。
壁展開ペロリームを使うなら壁+積みリレーの形をとるほうが活躍できるだろうという結論に行きついた。こういった理由で今回のこのパーティは解散。
選出回数1/8
ゲンガー@ゲンガナイト
特性:浮遊→かげふみ 性格:臆病
実数値:(メガ前)157-x-81-160-96-178
(メガ後)157-x-101-200-116-200
努力値:172‐0‐4‐76‐4‐252
技:祟り目、ヘドロばくだん、鬼火、身代わり
今回の構築唯一のメガ枠兼軸。
調整は上述の参考記事から丸パクリした。
相手の物理アタッカーを壁+鬼火で機能停止に追い込み、身代わりを残しつつ相手を崩していく。こいつの”詰ませ”性能の高さは破格で、クレフとの相性補完の高さも相まって非常に強力。メガさえすればサイクルパに対してサイクルカットを行いつつ壁を盾に崩壊させることができる。
CS気合玉もち以外のゲンガーを久しぶりに使ったのでバンギやドランに対して不安があったが、身代わりを搭載することで、
有利対面でメガして身代わり→相手交代
ゲンガーに強いポケモンが出てくる→身代わりを盾に交代(追い打ちから逃げれる)
次のサイクルでは有利対面を逃がさない
という動きができ、役割対象に対して安定して役割を遂行することができたため、メガゲンガー+身代わりの汎用性の高さを感じた。
選出回数:5/8
クレッフィ@光の粘土
特性:悪戯心 性格:図太い
実数値:164-x-157-x-107-96
努力値:252-0-252-0-0-4
技:イカサマ、電磁波、リフレクター、光の壁
この構築の始動要員兼クッション。
威張らない優しいクレッフィなので特殊に対して有効打がないので、HB特化。
雑に使うのではなく、再利用することを意識して立ち回ることが多かったため、意外と繊細に扱わなければならないと感じた。こいつをうまく展開できるかできないかが勝利に直結するので、切る場面か残す場面かを正確に判断しなければならない。
ゲンガーに麻痺を入れられてしまうことがあっても、こいつに引いて相手にも電磁波を撒けるので麻痺ったゲンガーでも大切に扱うのが重要だと感じた。電磁波はトノより速い相手をトノより遅くすることもでき、非常に重要な技だった。
最近のガルーラはこいつに通る技を持っていないことも多く、クレフゲンガーの並びで詰めずに、こいつ1匹で狩ることも多かった。軸なので非常に高い選出率を誇る。
選出回数:7/8
ボルトロス@カムラの実
特性:悪戯心 性格:控えめ
実数値:156-x-97-194-100-155
努力値:12-0-56-252-0-188
技:10まんボルト、めざめるパワー氷、悪巧み、身代わり
(実数値は理想時。実際に使用していた個体の実数値とは異なる場合がある。)
地雷枠兼壁下でエースを担当し、さらに序盤の崩しを行う。
調整はカムラボルトで検索して一番最初に出てきたブログの丸パクリ()
Cは乱数がずれるものも多いのでぶっぱ、Sをカムラ発動後に意地スカガブ抜きまで確保し、H偶数調整、余りをB。だが、これだと耐久ボルトの10万ですらいい乱数2発で飛ばされるので余りはDのほうが絶対いい(Bに振ったところで物理先制技を耐えた記憶がない)。
ゲンガークレッフィニョロトノが相手のボルトを強く誘うのでボルトに勝てるボルトとして採用。こいつの制圧力はすさまじく予選でも3タテするなどの活躍を見せてくれた。
誰かかが言っていたが、ボルトはボルトの姿をしているから強いとは本当で、こいつを見せるだけで相手が電磁波を警戒する動きをしてくることが多く、動きやすかった。
壁+身代わりを無理なく導入できる型であったので構築にはまりやすかった。初手から出していくことが多かったので壁の恩恵を受けにくいのが使ってて難しく感じた。
選出回数:4/8
ガブリアス@ヤチェの実
特性:鮫肌 性格:陽気
実数値:183-182-116-x-105-169
努力値:0-252-4-0-0-252
技:地震、逆鱗、岩石封じ、剣の舞
電気タイプに対して後投げのきく枠として採用。
調整はしんぷるいずべすとなAS極振り。岩技はS操作もできつつ全抜き範囲を広げられる岩石封じ一択だと思う。
主人公なだけあって安定した活躍をしてくれた。P2オフ時点ではこの枠がしっくりこなかったが、パーティを使い込んでいくうちにこの枠はガブ以外あり得ないと感じるほど今は信頼している。
壁+ヤチェによってサブウェポンのめざパすら起点にしていく。壁下のガブは本当に強く、相手の意地ガブの逆鱗くらい削れていても余裕で耐える。無理やり剣舞を積むことも可能でこいつの3タテ率は異常。
基本的に後半の〆として使用することが多く、ゲンガーでガブの苦手な相手を処理してから動くことが多い。ガブクレフゲンガーの選出は非常に安定しており、今後の壁パでも採用していきたい。
選出回数:3/8
ニョロトノ@こだわり眼鏡
特性:雨降らし 性格:控えめ
実数値:197-x-103-148-120-90
努力値:252-0-60-196-0-0
技:熱湯、ハイドロポンプ、冷凍ビーム、滅びの歌
この構築のもう一つの軸。
調整は、特化メガバシャの膝耐えまで耐久に振り、あまりはCぶっぱ。珠以外のボルトの10万も耐えるなどHに振るともろもろ耐えれる。
壁下では火力のあるスイクンのような感覚で使うことができ、壁トノ展開自体は非常に強かった。
クレフが呼ぶ多くの相手に対して強く、雨を降らせることでクレフの役割遂行をしやすくすることができる(さらに炎タイプ勢の火力を半減できるので、ボルトやゲンガーの耐久補助にもなる)。
波乗りではなく熱湯なのは、初手出しすることが多いポケモンなので序盤に熱湯を打つことで火傷から相手の崩しを狙えるためである(火傷させればゲンガーの祟り目で迅速に処理できるシナジーもある)。ただ、安定打点の水技の威力が10違うのは結構大きいので波乗りでもいいと思う。ドロポンは平気で5連はずしするからくそ。
技スぺが余るのでラスト枠には害悪やハメ戦法に対しての有効打になり、裏の身代わりゲンガーとのシナジーが見込める滅びの歌を採用。実際役に立つ場面が多かったので、この枠は滅び安定だと思う。
選出回数:4/8
◎終わりに
予選は午前0-2で終え、完全に絶望していたのですが、午後から怒涛の追い上げを見せ、なんとか3すくみまで持っていけました。直対の結果運よく決勝トナメにすすむことができました。決勝トナメではむくれねこさんに華麗に交換読みを決められぼろ負けしましたが、予選抜けできるとは思ってなかったので、結果には非常に満足しています。
改めまして、運営の方々、対戦してくださった方々、絡んでくれたりお話してくださった方々ありがとうございました!!