【雑記】ペロリームの未来
ブログ書きたくなったからなんか記事の案を求めたところこんな案が来たので。
結論から言うと6世代環境でペロリームは勝てません。
自分含めてペロリームを採用した構築で2100以上のレートに載っている人は複数名います。
実際積んだ後の抜き性能に関してはマリルリを上回る。
実績もスペックも悪くは無い。
では、なぜ勝てないのか。
理由として考えられるのは、
1サイクルに絡められるほど耐久がない
2積みサイクルに組み込むには数値が足りない
3積んだペロリームを止める手段が上位構築において豊富に存在する
この3点だと考えられます。
1に関して。
私自身が実際に使用した壁ペロリームの構築で痛いほど痛感したこと。(記事で言及しているのでリンク参照)
まず、軽業という特性上、オボンが発動してしまうと裏に引けない(引くとS上昇を失いただのお菓子になる)のが、そもそもサイクルに絡められない大きな欠点。
マリルリのようにサイクルに絡ませながら隙を見て積んで全抜きする。といった動きが出来ない分、動き方が窮屈になり、選出しにくい状況を作り上げてしまう。
そもそも単妖というタイプと数値の低さから受け出しなんて出来るわけがない。
そのため、何かしらのポケモンを切ってペロリームを出して展開するという形を取らざるを得ず、数的不利状況が生まれやすい。
3の問題点の項でも述べるが、上位構築ほど相手にする際に数的不利になると厳しい立ち回りを要求されるため、この性質は非常に痛い。
2に関して。
積みサイクルの基本形として、
・起点作り要員→積みエースその1→積みエースその2
・積みエースその1→積みエースその2→積みエースその3
の二種類の展開のさせ方が存在する。
上の展開パターンの際は起点作り要員を切った後の数的不利の状況をエース2体で覆す動きを取るが、先程も述べた通りペロリームで数的不利を覆すのは厳しい。積みエースその1で荒らして、1体目のエースに強いポケモンに対してペロリームが強く出れるのならばワンチャンスはあるかもしれない。
下の展開パターンは数値の高い積み要員を初手に置いて無理矢理積みサイクルを作り出すので、そもそも数値の低いお菓子に出る幕などない。
3に関して。
1,2において述べたことと深く関わり、なおかつ、この3つめの問題点が存在するが故にペロリームは使いにくいと言っても過言ではない。
まず、上位構築に多いガルーラゲンガーに焦点を当ててみる。
ガルーラは猫騙し+裏の物理受けの組み合わせで腹太鼓ペロリームを簡単に止められる。
ゲンガーはHSなどの耐久振りが主流となり、A特化ペロリームの6段階上昇じゃれつくを確定で耐えることが出来る(泥棒とかいう技は弱すぎるので採用価値無しです)。
更にメガ枠ではない、ボルトロス、ファイアローあたりに関しても言わずもがなである。
挙げれば限りが無いが、上位構築に組み込まれるポケモンの多くが、ペロリームを意識しなくてもストッパーとしての役割を果たすことが出来てしまえる。そのような環境で積んで全抜きするのは夢のまた夢。
以上3点がペロリームが環境で勝ち残れない大きな理由です。
ただ、ペロリームで全抜きする、ということに拘らず、ペロリームで相手を崩して裏を通すという動かし方は問題なく出来る。
例を上げると、
ボルトロスはペロリームの足を容易く奪えるポケモンであるが、腹太鼓を積んだペロリームに後投げは出来ず、ボルトロス自身も、ペロリームに麻痺は入れられるが電磁波を打っている間にじゃれつくで吹っ飛ぶ。
ペロリームが有利対面を得られればボルトロスだけは吹き飛ばすことが出来る。
ボルトロスという障害さえ取り除けば勝ち切れる並びに組み込むならば役割は遂行出来ていると言えるだろう。
このような形で活躍は出来そうではある。
サイクル参加が厳しいので積みサイクルでの採用がやはり1番現実的かなーといった印象。
役割を全抜きから崩しへと視点を変えることで可能性は残されてはいるポケモンだとは思います。
7世代では叩き落とすをくれ、いや、マジで。
参考記事