魔界の花嫁

蘭子さんの構築備忘録

【単体考察】ラムHSジャローダ(とS15の報告)

 

皆さんこんにちは!くるくると申します。

約2か月ぶりくらいに更新ですが、人気の全くない単体考察、かつ、すでにいろんな人が使ったことがあるであろう型のジャローダの考察なので、究極に暇してる時にでも読んでください。

今回考察するのは、僕がS15で唯一収穫した産物であるHSラムジャローダについてです。

実際に使用していた個体の紹介から。

f:id:cluclupoke:20160526192133g:plain

ジャローダ

性格:臆病 持ち物:ラムの実 備考:めざ炎個体

実数値:180-x-116-96-117-180

努力値:H236 B4 C8 D12 S248

技:リーフストーム めざめるパワー炎 蛇にらみ 挑発

他技候補:光合成 身代わり (宿り木のたね)

 

光合成個体流用のためH偶数になっている

 

調整意図

S:SU個体最速(最速メガルカリオと同速)

B-D:DL対策につきB<D

C:余り

H-B:A200ガブリアスの逆鱗118~139(65.5~77.2%)

         A194メガガルーラの親子愛秘密の力100~118(55.5~65.5%)

    A172メガクチートの力持ちじゃれつく151~178(83.8~98.8%)

                            〟                     ふいうち90~106(50~58.8%)

         A200キノガッサのA2↑テクニシャンマッハパンチ113~139(65.5~77.2%)

 

・動き

刺さる構築・並び

 ポリクチ、マンダニンフ、ミトムナットアロー、カバ展開、ミトムナット、ガルガブガッサetc…

 

ポリクチだが、最近増加したHDポリ2+クチートの並びに強い(HCは無理なのが弱いが)。HDポリ2のれいとうビームは最高乱数連続2発以外耐えるので、HDポリ2型のポリクチは基本崩壊させることができる。

◎具体的な動き

1TURN

ジャローダリーフストーム OPポリゴン2れいとうビーム

2TURN

ジャローダリーフストーム OPポリゴン2れいとうビーム

(2発れいとうビームは耐えるとする)

3TURN

ジャローダリーフストーム OPポリゴン2:DOWN

C4振りでHDポリ2にリーフストーム合計ダメージ量が185~215なので基本的に突破

 

このようにこちらのジャローダは基本的に3回の行動を保証されており、相手のポリ2の攻撃回数は多くて2回なので、†技はずし†さえなければ基本的に突破可能。

相手のポリ2がミラコ警戒で電磁波などの搦め手を打ってくるようであれば、ラム挑発によって、相手の攻撃回数を減らすことまで可能。

さらにれいとうビームの被弾が一回で済めば、乱数次第だが相手の裏のメガクチートの不意打ちを耐え、返しのめざ炎で飛ばすことができる。そもそもC4振りジャと分かった時点でめざ炎を警戒されないことも多いので変に不意打ち択ができないのもよかった。

 

マンダナットニンフという並びにもそこそこ崩しとして機能する。僕の体感だと初手ナットでステロを撒きに来るので、ジャローダが上からリフスト→めざ炎で焼却処分。

裏からニンフィアが出てきて欠伸→身代わり→バトンを狙ってくるのでラムを盾にリフスト連打で粉砕、裏のマンダに睨みを入れて、こちらの裏のポケモンが上から殴って勝ちという流れが非常に多かった。

 

また、クレセドラン以外のガルーラスタンに対して終盤の詰めゴマとしての運用もできた。ガルガブの並びを、一匹で崩すポテンシャルがある。

◎具体例

こちらジャローダ死に出しを想定、相手はフィールドにガブ(襷を想定)、裏にガルーラ

1TURN

ジャローダリーフストーム OPガブリアス:逆鱗

2TURN

ジャローダリーフストーム OPガブリアス:DOWN

3TURN

ジャローダリーフストーム OPメガガルーラ:DOWN

型はかなり限定的なものだが、リフスト打つだけのお仕事状態はかなりあった。スカーフガブなら睨み、ガルーラの不意打ちを嫌うなら麻痺を入れて裏で処理するルートを作るなど、この2匹に何かしらの仕事ができるのは強みであろう。

 

ミトムナットアローのようなサイクルパに対しては、ジャローダで2匹崩せ、なおかつ挑発を持っているため、耐久アローに回復のスキを与えにくいので、サイクル優位をとりやすい。序盤はジャロ、ミトム対面は挑発をしておくと様々なケアができ(ミトムからの電磁波、鬼火など)、引き先であるアローに挑発をさすことで、裏の物理受けで安定して処理できるようになる。ATアローであっても、裏の物理受けをカバなどにしておくと、問題な受けることができる。

 

このような形でシングル環境における多くのPTに対して「崩し」を行いつつ、サイクルも回せるポケモンなので、まだまだ活躍できるポケモンだとあらためて感じた。

だが一方で、障害になるポケモンが2匹以上いる、1匹しかいなくもケアがききにくい場合は選出をしないことをお勧めする。得手不得手がはっきりしているポケモンであり、崩しを行うポケモンである以上、不利対面から全抜きされて負けまでありうる。

刺さり具合が極端なポケモンであるのが欠点であろう。

 

 

 

・雑記

ここから先はS15の結果報告を軽くして終えたいと思います(今更ですが)。

僕は前期最高1981、最終1860くらいという非常に無様な成績のまま終えてしまいました。開始2週間後の時点で1900には行けていたが、その構築が負けこみ始めたため解散、その後さまざまな並びやポケモンを試してみるものの、これといった軸が決まらず、終盤はリアルが多忙になり(言い訳がましいが)、潜る時間を十分に確保できず、前述の最終レートで終えることになりました。

自分の成績に悔しさを感じるのももちろんですが、風のうわさで、ペロリーム入りで2150以上まで行った人を見かけたというのを聞いて、ペロリーム最高レート(多分)が塗り替えられたことに久しぶりに本気で悔しさを覚えました。

もうS16も始まっています。今季こそはしっかり結果を残したいと思います。

 

それでは!